サザンオールスターズ

こんにちわ、土岐です。

僕の青春時代を時には明るく、時には影にひそみながら見守ってくれたサザンオールスターズが、一般リスナーとしては宣言しなくてもよかったと思われる活動休止宣言をし、この4日間日産スタジアムでライブを行いました。
活動自体が「活動しているのかしら?」というのが標準になった状態だったのに、やはり改めて活動休止となるとさびしいです。
思えば今年のスローガンを「波瀾万丈」にしたのが何もかも失敗でした。
まじで劇的な事が多くおこってしまっています。自分的には人生のビックウェーブ(バカ売れ等)を期待していたんですが、想定外のビックウェーブがきまくっています。
そのうちの一つがサザンオールスターズの活動休止です。
先日のイベントに誘ってくれたファンタスタスの尾林君が、いなか企画に見に来てくれた時に、サザンのチケットがあるから譲りますよ、と奇跡としか思えない行動に踏み出てくれて、僕は23日のライブに行けることになりました。
というわけで、いってきました、サザンライブ。
席はなんとステージ真横の前から3番目。はっきり言ってめちゃくちゃ近いです。
ほぼ全曲(2曲初めて聴いた曲でしたが)一緒に歌いました。
ステージ脇のでっかいモニター画面には歌詞が表示されていて、歌詞がおぼろげな曲も一緒に歌えました。
サザンオールスターズというバンドは、希少で特別なバンドだと思います。
以前何かのインタビューで桑田さんが言ってましたが、サザンで動くというのはバンドメンバーだけでなく、そのスタッフ、そしてその家族、そういう人達をまきこんだ音楽になるというような感じな事だったんですが、そこまで巨大なバンドになってしまったというのは現代の日本において、サザン以外にないのではないのではないかなと思います。(もちろんいるだろうけど、それ以上じゃないかと勝手に思うのです)
現在売れているバンドというのはたくさんいるだろうけど、30年間、売れ続ける(オリコンチャートに生き続ける)というのは、また違うと思います。
そして、サザンが作る音楽というのはサザンが考える売れる音楽の形だと思います。
んで、結果売れてます。
音楽を作る時に「売れ続ける」という条件を30年間(最初からそうだったかわからないけど)維持して生きていた精神力は、もはや奇跡としか言いようがないのではないかと思うのです。

ライブはそれはそれは感動的でした。
3曲目で僕は泣いてしまいました。

感動の山はその後2〜3回きました。
前述した、歌詞がモニターに出る、という配慮も感動しましたが、いとしのエリーの最後の「エェ、、、リィィー」っていう所、鳥肌ものでした。過去4回ほどライブに行ってますが、ビデオとか、全部含めて、過去最高のエェ、、リィィーを聞きました。

あと、新曲のI AM YOUR SINGER、これはマジで感動しました。
楽曲自体、ボコーダー?をつかったサビなど、多分、最近のテクノブーム(そんなんないかも)を意識してんだと思うんだけど、そこもなにげに感動していたんですが、ライブが凄かった。

現在腰をいためてライブに参加していない毛ガニさん(パーカッション)参加のカラオケでした。
みんなでプロモのような踊りを踊り、楽しそうに歌うサザン。
7万5千人を前にカラオケで歌うサザン。
音楽は熱い叫びか?と問いかけるサザン。
丁寧にありがとうと感謝の気持ちを伝えるサザン。
サザンのエンターテイメントとしてのライブの姿勢、そして、それがきちんと伝わってくるというこの状態。

僕は桑田さんが作る音楽がとても好きです。
いつか、桑田さんが売れることを意識しないで、思う存分音楽を作れる、そんな状況が出来るまでサザンの復活を待っています。
勝手なファンの意見ですけど。

せっかくなので、僕が好きなサザンの曲を何曲かピックアップします。
ラチエン通りのシスター、瞳の中にレインボウ、あっという間の夢のtonight、I AM SINGER、別れ話は最後に、あなただけを、栞のテーマ、逢いたさ見たさ病めるMY MIND、流れる雲を追いかけて、当たって砕けろ、Ya Ya、等など。

サザンは永遠のアイドルです。

テレビでうつるサザンを見に来たお客さんはみんな美しかった。